Friday, November 29, 2013

佐藤信人、忘れかけていたメジャータイトルの重圧



2011年10月16日19時59分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 ベ・サンムン -2
2 久保谷 健一 -2
3 佐藤 信人 -1
4 N・ベーシック 0
5 手嶋 多一 +1
6 小田 龍一 +2
P・シーハン +2
河瀬 賢史 +2
9 C・プラポール +3
10 洪 健堯(アマ) +4


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佐藤信人、9年ぶり復活優勝はならず(撮影:米山聡明)


日本オープンゴルフ選手権 最終日◇16日◇鷹之台カンツリー倶楽部(7,061ヤード・パー71)>

 忘れかけていたメジャーで優勝を争う重圧。トータル6アンダーの単独首位でスタートした佐藤信人は最終日にスコアを5つ落とし9年ぶりの優勝はならず。2000年の「日本プロゴルフ選手権大会」、02年の「日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯」、「日本ゴルフツアー選手権イーヤマカップ」と3つのメジャータイトルを持つ男も「日本オープン」を獲ることは出来なかった。

【関連リンク】韓国のベ・サンムンがメジャー初優勝!賞金ランクでも首位を独走

 「悔しいです。緊張してたので…」ツアー9勝、かつては賞金王を争った猛者も、久々のビッグタイトルに平常心でいられなかった。3番でボギーが先行すると、7番でもボギー。2つスコアを落として迎えた10番ではダブルボギーを叩いた。どん底に叩き落されたイップスを乗り越え、今大会では面白いように沈めていたパッティングが決まらない。佐藤の復活を後押ししたギャラリーのため息ばかりがコースに響いた。

 終わってみれば千載一遇のチャンスを逃し、トータル1アンダーの3位。しかし、残ったのは悔しさだけではない。「本当に声援がすごくてありがたかったです。これがツアーの良さなんだなって思いました」。09年にシード権を失って以来、久しく感じることの出来なかった、緊張感と高揚感。そして、暖かい声援。自分の居場所はここにあると再認識した。この大会の結果で賞金ランキングは51位に浮上。シード復活も現実味を帯びてきた。どん底を味わった41歳、復活のシナリオが大きく動き出した。

【最終結果】
優勝:ベ・サンムン(-2)※プレーオフ
2位:久保谷健一(-2)
3位:佐藤信人(-1)
4位:ネベン・ベーシック(E)
5位:手嶋多一(+1)
6位T:小田龍一(+2)
6位T:ポール・シーハン(+2)
6位T:河瀬賢史(+2)
9位:チャワリット・プラポール(+3)
10位T:洪健堯(ローアマ)(+4)他4名

18位T:石川遼(+6)他3名
44位T:松山英樹(+13)他2名

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